2011/04/20

SLOW VINTAGE

ブログをご覧の皆さまこんにちは。

THE ARMY GYM の木村です。


先日もお伝えした通り、今週頭よりNigel氏が来日しています。
ARMY GYM と事務所が近い事もあり、
ミーティングの合間等によく顔を出してくれます。
しかも一人でお店に来ます。
今日も英語で色々と話しかけられて、
全く答えられずに怒られそうになりました。

来日中は色々と忙しく、騒がしくなりそうです。
皆さまも街中でNigel氏を見かけたら、
是非お声をおかけ下さい。


さて、今回はタイトルの通り、
「SLOW VINTAGE」 吊り編みシリーズのご紹介です。

ここ最近は気温が20℃を越えたり、
10℃前後になったりと非常に不安定です。
冬物を着るのもさすがに、、、というここ最近の季節にぴったりなアイテムです。


こちらです。


                               STYLE NAME: WET WEATHER PARKA
                               COLOUR: IVORY, RED, NAVY
                               SIZE: 44, 46, 48, 50, 52



アイボリーは私も最近購入し、気に入っています。

ネック部分がクリップで固定できて、ジップを閉じても形が良いです。

こちらのアイテムは、
軍用のレインパーカーをベースにデザインされ、
吊り編み機で編まれたファブリックを使用しています。

吊り編み機は、1940年代頃よりヨーロッパから日本の和歌山に
初めて入った機械です。
当時は天竺編みしかできなかった物を、
職人さんが他の組織も編めるように改良して裏毛などの
スウェット生地が生産できる様になりました。

吊り編み機は1台で1時間約1メートル程度しか編めず、
1日で編まれる生地はスウェット約7着分しかできません。
効率がめちゃくちゃ悪いのです。
しかし、
上の様にゆっくりと編まれた生地の風合いは、
手編み感覚で糸そのものの柔らかな風合いがあります。
ここまでは有名でご存知の方も多いかもしれません。

良い所はまだあります。
吊り編み機に使用される針は、
丸い針金を加工して作る「髭針」と呼ばれる物で
形が丸い事で糸を傷つけずに摩擦を少なくしています。
糸にも環境にも優しい針です。
現在ではこの針、ドイツでしか生産されておらず、
取り寄せに1年もかかるらしいです。
しかも、
古い機械の為、職人さんの経験とセンスが要求される編み機で、
操縦できる職人の方も10人満たないそうです。
やっぱり効率が悪いです。
こうやって、
伝統の機械と熟練された職人さんの技術が融合して
できあがったまさに究極!?のファブリックです。

そして、さらに!

こちらのシリーズは、
元々数少ない台数の中からイメージ通りの編みができる
たった1台のマシンを指定して作られました。
1日7着分しか編めないのに、生産稼働台数1台です。
もはや効率とか関係ありません。
やりすぎです。Nigel cabourn。



吊り編みシリーズのもう1型がこちら。



                               STYLE NAME: US CLIP JACKET
                               COLOUR: IVORY, RED, NAVY
                               SIZE: 44, 46, 48, 50, 52


こちらは米国海軍の洋上艦で運用されていたデッキジャケットを
ベースにしたデザインです。
Nigel Cabourn のアイテムの中では定番のデザインですが、
上記のファブリックを使用した新しいカラーでのご提案です。
こちらも私やスタッフの高木も愛用していて、大活躍しています。

以上が今回ご紹介する SLOW VINTAGE シリーズです。
こだわりのアイテムを是非店頭でご覧ください。

ご来店お待ちしております。 

THE ARMY GYM


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