Nigel Cabourn / ナイジェル・ケーボン: BASIC HENRY-T

ブログをご覧の皆様こんにちは。
伊勢丹新宿店石川です。

先日九州では梅雨入りしたようですが、
最近は関東も天気が不安定になっていて、
そろそろ梅雨入りの雰囲気が漂ってきていますね。

皆様体調には気を付けてお過ごしください。

本日は、Nigel Cabournで大変ご好評頂いている、
BASIC T のNEWバージョンのHENRY NECKをご紹介したいと思います。

BASIC T と同じくオープンエンドコットンを使用しており、
ボディは脇線に縫い目が無い丸胴の方法で作られています。

撚糸方法によりオープンエンドコットンと呼ばれており、紡績機の名称

からＢＤ糸とも呼ばれています。
綿のわたを糸にする手法が通常の短繊維をねじり合わせる手法ではなく、
空気と圧力によって発生した気流を使い糸を生成していきます。

この手法によって生み出された糸は、外側が硬いのですが、
中はわたが少なくスカスカな性質を持っています。

その為、この糸を使い生地を作ると、比較的しっかりとした生地が出来上がります。

一見Tシャツ等には不向きに思われるかもしれません。
ですが、この生地をあえて使う理由があります。

着用期間、そして吸水性です。

先程説明しましたが、この生地に使われている糸は外側が硬く中はスカスカな為、
水分を吸収し、発散させてくれる性質をもっており、
汗をかいた時等にも快適に保ってくれます。

また、着用期間を長くする為にもこの糸の硬い性質がピッタリなのです。
僕自身も去年頻繁に着用していたTシャツは今年もまだまだ現役です。